中古ベンツもリースできる?
会社の経費でベンツに乗ろうと考えていたあなた。
まちの中古車屋でたまたま見つけたベンツに一目惚れ。
会社の経費予算を考慮して今回はリースで取得したいと思っています。しかし、小さな中古車屋ですので自前のリースプランなど持っていません。
さてどうすればよいでしょう?
大丈夫です。
リース契約は車の販売店が用意しているリース会社がなくても契約可能です。仮に自前のリース会社が用意されている販売店であったとしても、自分でリース会社を選ぶことができるのです。
既に機械設備やパソコン、コピー機等をリースで使っている会社も多いと思います。その場合、既存取引のあるリース会社に依頼すれば手続きは非常に早いでしょう。
リース会社に連絡すれば、諸々の手続は全てリース会社がやってくれます。あなたが一目惚れしたベンツをリース会社があなたの代わりに購入し、それをそのままあなたに貸してくれるというのがリースの仕組みです。
車検証の所有者名義はリース会社名となりますが、車検証を車に張り付けて走るワケではありませんので、誰がどう見ても「あなたのベンツ」です。
せっかくお気に入りの車を見つけても「こんな小さな中古車屋じゃ、リースはムリか...」などとあきらめる必要はありません!
さて、ここで中古のベンツをリースするという方法の全く違うやり方をご紹介します。 それは、「既に会社が所有している車をリースにする」という方法です。
「リースバック」と言われる方法で、会社が所有している車をリース会社が買い取り、その車をそのままリース車輌として借り受けて使用するというやり方です。
わざわざそのようなことをすることでどんなメリットがあるのでしょう?
リース会社はあなたの会社の車を帳簿価格(未償却残高)で買い取ってくれます。そしてその車をそのままリースしてくれます。つまり簡単に言うと会社の資産を現金化してくれるということです。
仮に社長が乗っているベンツの帳簿価格が300万円だったすると、リース会社は300万円でその車を買い取ってくれるので手元に300万円という現金が入ります。
資金調達方法の一つと考えてよいでしょう。
これが最大のメリットです。
車の所有者はリース会社になってしまいますが、そのまま車に乗ることができます。ナンバーも変わりません。車検証の所有者名義が変わるだけです。支払は月々一定のリース料になりますので会社のコスト管理も容易になります。
社長車のベンツに限らず、営業車を多く抱えている会社の場合資産管理も大変ですし個々のメンテナンス費用などのコスト管理も大変です。
しかし会社が所有している車を「リースバック」すること車輌コストの平準化を図ることができるのです。資金調達&経費管理という面において「リースバック」という方法は一つの選択肢と言えます。